おはようございます。ウチケンです。
先日、ある人に「もういいよ、…死にたい..。」と言われ、何らかの抑止になればと急遽「【死にたい疲れたもういいや】と思ったときに読んでもらいたいブログ」を筆記いたしました。
その話の続きで「簡単に死ねる方法ないかね」とも訊かれました。
その人は半笑いで言ってましたが、そんなことを周りに漏らすということは、本人の中では八方塞がり・切羽詰まりであることが伺えます。。と、同時に「SOSの信号」なのではとも受け取れます。
お互いに家庭がある身、話を聴いてあげられることもなくそれぞれのホームへ…。
今回のブログ記事は「【死にたい疲れたもういいや】と思ったときに読んでもらいたいブログ」の派生記事といたしまして、法医学や専門の知識がまったくない一会社員・労働者として一個人による「楽な死に方・簡単に死ねるであろう方法6選を考察そのリスクとは|生きてみませんか」を筆記、「その人」と「同じ心境の方」のなんらかの抑止になればと綴っています。
順風満帆に見える芸能人の方でも自ら命を絶つということが相次いでいます。心よりご冥福を祈るとともに、「その人」が当ブログ記事に辿り着き何らかの抑止になればと、また読者のみな様と等身大だからこその観点から、同じような心境の方が少しでも思いとどまることができることを願いキーボードを叩かせていただきます。
その前に自殺の実態とは
令和5年の自殺者数は21,818人(暫定値)、令和4年の21,881より63人減であるものの、2万人以上の方が自ら命を絶たれています。
自殺者数は、平成15年の34,427人をピークに年々減少傾向にありますが、ここ数年は微増。男女別にみると、男性の自殺者数は女性の約2倍であるとのこと。
上記は、厚生労働省と警察庁のデータであり、死因が「自殺」と断定された数値となります。
しかし、日本全国の警察に届けられる行方不明者の数は年間8万人以上、変死者数は15万人にのぼるそうです。
行方不明者
警察に行方不明者届けが出されている行方不明者の場合、8~9割程度の方が発見されるかご自身の意志で帰宅されるそうですが、残りの1~2割の方が所在不明・生死不明のままとされています。
行方不明者の8万人の1~2割、仮に1万人の方が生存していると仮定した場合、ホームレスを含めた住所不定の方は年々増加しものすごい数になっているでしょうし、今の世の中で誰にも知られることなく密かに生活することなど非常に困難であると予想されます。
そのような状況から、行方不明者の仮定1万人に発生している発見されることがない行方不明者の大半は、既にお亡くなりになられている可能性が高いのではと予測できます。
警察に行方不明者届け(旧捜索願)を出しても、犯罪に巻き込まれている可能性が高いとか家族に残された遺書でもない限り積極的に探してくれようとはしません。なぜなら、ご家族にとっては家出や失踪だとしても、本人としては「自由意志での自立」の可能性が高い内容では、警察の捜索活動はプライバシーの侵害にあたる可能性があるからです。成人が自分の意志で家を出た以上、居場所などの情報は個人情報であるため、事件性がない限り警察には探す権限がないのです。
変死
法医学上では、医学的な死因はどうであろうと、異常な状況下にある死体を変死体という。外因死、あるいは疑わしいので死体解剖して初めて病死と判明するもの、さらには死因不明のものなどが変死に含められている。
引用元:ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 コトバンク
つまり、原因不明であるが死亡しているという状態です。
また、
日本において、変死として扱われる死体の多くは、単に「自宅で死亡した者」である。
引用元:ウィキペディア
国が発表している自殺者数の数字は男女共減少傾向にありましたが、新型コロナの影響か近年増加、変死者数は年々増加とのこと。
遺書があった場合や他人の手が加わっていない場合などに自殺と判断されるのですが、その判断ができないケースは「不審死=変死」とされ自殺者数にはカウントされないそうです。
WHO(世界保健機関)では、15万人にのぼる変死者数の半数を自殺者数として取り扱っているそうです。
よって、「変死」とは法医学上では証明できないが、自殺である可能性が極めて高いものも含まれているということになり、約15万人にのぼる変死者のうち、その何割かが自殺であるならば、国が発表している自殺者数という数字は非常に訝しげで、実際にはかなりの自殺者も含まれているのではないかと推認されます。
楽な死に方・簡単に死ねるであろう方法6選を考察 そのリスクとは
それでは、どのようにしたら「楽に」、「苦しくなく」、そして「綺麗」「確実」に死ねるかを考察。そのときの痛み、失敗したときのリスクや後遺症などを筆記してみます。
首吊り
まずは最もメジャーでポピュラー、しかもお手軽で簡単な「首吊り」の紹介です。
ロープ・紐1本あれば、遠くに行っても近所の裏山でも、またまた自宅でもお庭でも、高い所にかけそのまま首をくくれば死に至ります。
首吊りは気道を締め上げると悶え苦しみますが、頸動脈を圧迫すれば意識がもうろうとし数秒で気絶、そのまま動脈の血流が止まるので脳が酸欠を起こし死に至ります。
柔道や総合格闘技などで締め上げた際に「おちる」という言い方をしますが、これも同じ論理となり、締め続ければ死んでしまいます。
最近のトレンドはドアノブ首吊り。
裏側のドアノブにロープをくくり、ドアの上を通し自分の首にくくって逝く方法。これが一番お手軽でどこの家庭でもできるので人気があります。
一見、お手軽で簡単そうに見える首吊りですが、実は人体に精通した多少の知識が必要です。
頸動脈を圧迫できずに窒息死した場合、よだれや涙、脂汗が大量に流れ、首は風船の縛り口の様にキュッと絞る状態になりますから、顔は鬱血により赤黒くなり、舌が垂れ伸び失禁します。
また、その直前まで旺盛に生命維持活動をしている筋肉や血流、臓器、その動きを瞬時に絶ち切ることになるわけですから、行き場をなくしたあらゆる内容物や体液が穴という穴からすべて外に出てきます。
よって、自宅で実行するのはNG。片付ける人の身にもなりましょう。
お手軽なのでメジャーでポピュラーですが、上述したように思ったより楽でも簡単でもなく綺麗でもありません。
飛び降り
ビルの屋上など、高い所から飛び降り、コンクリートやアスファルトなどの舗装面に自らを激突させ絶命させる行為。上記で説明した「首吊り」の次くらいに多く選択されている自殺方法の1つで、男性より女性の方が飛び降りを選択するケースが多いようです。
では、実際にどのような条件なら確実に絶命できるのかを考察していきます。
飛び降り自殺で死ねる確率は、「高さ」と「落ちる場所」、「落ち方」で決まり、高ければ高いほど逝きやすいというのはもちろん、「落ちる場所」がコンクリートやアスファルトなどの舗装面であれば十数メートル(3~5階)くらいの高さでも高確率で絶命できます。
逆に柔らかい地面であったりクッションになる植物の多い場所であれば、かなりの高さから落ちても死ねない可能性があります。
そして、重要なのは「落ち方」。頭から落ちて首の骨が折れるなどすれば、1メートルくらいの脚立程度の高さでも死ぬときは死にますし、逆にパルクールなどで使用する5点着地など上手な着地法を実施すれば、学校の屋上など、かなりの高さから落ちても骨折程度で済んだりもします。
なので、飛び降りるときは思い切って頭から落ちるようにしましょう。
リスクを考察すると、最悪なのは逆に自殺に失敗したケース。
飛び降りの場合、即死できないと落下の衝撃で骨が肉を突き破って出てきたり、破裂した内臓の痛みに耐えることになります。そのまま病院に搬送され一命を取り留めた場合は一生入院生活になりかねません。腰の骨を折って下半身不随なんて話も聞きます。
また、高い所から飛び降りた場合、恐怖で気を失うこともあると聞きます。それとは別に、スローモーションのように時間の流れを遅く感じ、ゆっくりと地面が近づいてきて、良かったこと・楽しかったことを走馬燈のように思い起こし、飛び降りたことを後悔するとも聞きます。
気を失っている間に死ねる前者ならいいのですが、「生きたい」と後悔しながらゆっくり地面が近づいてくる後者だと悔やんでも悔やみきれないでしょう。
心霊的な話になりますが、飛び降りて亡くなった人は死んでからも飛び降りた瞬間をループすると聞きます。きっと「後悔」という強い念がその場に強く残っているのかもしれません。
クスリ
かつて、よく耳にしたのが睡眠薬の大量摂取。オーバードーズにより眠っている間に死んでしまおうというもの。
しかし、現在処方されている睡眠薬はそれらも考慮してつくられているのでちょっとやそっと多く飲んだくらいでは死ねません。
市販薬もそうですが、どんなクスリにも基本的に「作用量」と「中毒量」、「致死量」があり、どんなクスリでも死ねないことはないのですが、今の薬は作用量と致死量の幅を広くとってあります。つまり安全につくられているので致死量に達するまでに膨大な量を飲む必要があるのです。
さて、問題なのがこの「致死量」
文献によってまちまちであったりクスリによって幅の違いがあったりもしますし、その人の体格やクスリを飲み慣れているかなどによっても大きく異なるので、これをはるかに超えて飲んでも死ねなかったというケースもよく耳にします。むしろ、頭痛、吐き気、記憶障害などの後遺症が残る可能性もあります。
胃洗浄とか大変みたいで苦しいらしいですよ。
昨年の12月、アパートで女子高生が遺体で発見されるという事件がありました。死因は覚せい剤でも麻薬でもない、市販薬のオーバードーズだったのです。
引用元:文化放送
安全につくられている今のクスリでも大量摂取すれば死ぬことはできますが、いちばん避けたいのが飲んだクスリを吐き戻してしまうこと。
クスリで死ぬということは、言い換えれば急性薬物中毒にかかるということでもあります。
お酒を飲むときをイメージしてみましょう、アルコールでも死ねないことはないですが、ときどきお酒を大量に摂取し急性アルコール中毒でどこかの大学生さんが亡くなっています。
普通はこれ以上体が受け付けないとなった時点で吐きます。適量を大幅に超えて飲むのだから吐き戻すのはあたりまえで、生理的な拒絶反応では対処のしようがありません。
眠っている間に死ぬのが一番楽な方法だと思いますが、オーバード-ズは一番死ににくい方法だとも思います。
練炭
密室で練炭を燃焼させることにより発生する一酸化炭素で中毒になって逝く方法。最近では車中で逝かれる方が多いようです。
練炭とは
炭(木炭)とは違い、石灰や木炭の粉状のものを薬品で固めたもので、もともとは軍艦の燃料である石炭の代わりに開発されました。
軍艦がモクモクと煙を出しているとすぐに敵に見つかってしまいます。また、敵に砲撃しようにも煙りに邪魔されて照準が定まりません。そこで作られたのが「煙が少なく燃焼カロリーが高い燃料」、練炭だったのです。
この練炭、火加減は調整できるものの、一旦点火すると消すことはできないという特徴があり、終戦後は長時間使う熱源とし広く大衆に用いられるようになりました。
やかんでお湯を沸かす、餅を焼く、火鉢で暖をとるなど有効に使われていたのです。また、七輪を木で囲いその上にふとんを掛け、「こたつ」としても爆発的に広く普及されていました。しかし、暖を求めてこたつに潜り込みそのまま寝てしまい、一酸化炭素中毒で亡くなる方も少なくなかったそうです。
今でもホームセンターなどで手に入り、アウトドアや釣り、あの世への逃避行として使われています。
一酸化炭素中毒とは
どのような物質でも密閉空間で燃焼させると空気(酸素)不足で不完全燃焼を起こし、一酸化炭素が発生します。特に木炭や練炭などは一酸化炭素が発生しやすく、無色・無臭で毒性が強いのが特徴。気づかないうちに頭痛・吐き気・耳鳴りなどの中毒症状を起こし、重症化すれば死に至ります。
昔の家は、所々隙間があるため常に自然換気されていたのでこたつ以外に一酸化炭素で中毒死するケースはほとんどありませんでしたが、最近の家は高気密で密閉されているため室内で使用すれば一酸化炭素で中毒死します。
さて、この練炭自殺、確実に死ぬためには一酸化炭素の濃度が重要で密閉空間で何個もの練炭を燃焼させる必要があります。
一酸化炭素中毒死は、「死体が穏やかな状態で苦しんだ様子もない」ということから苦しまない自殺方法だと思われがちですが、苦しまずに即死なのは高濃度のものを一気に吸引した場合のみです。
ゆっくりと一酸化炭素濃度が上がる場合は、末梢神経が麻痺して手足が動かせなくなります。次第に中枢神経に作用するようになると、凄まじい吐き気と酸欠による猛烈な頭痛、そして徐々に呼吸ができなくなっていく自身をまじまじと感じ、あまりの恐怖に後悔して止めようにも手足を動かせず「穏やかな死に様」となる可能性が高く、無痛とは無縁の自殺方法です。
また、そのまま死にきれればいいのですが、発見され命を取り留めた場合、クスリと同じような後遺症があり、残りの人生を後悔することになりかねません。
ちなみにですが、昔は「家のガス栓を全開にして自殺」というパターンが主流でした。
実はこれらにも一酸化炭素が多く含まれていたのです。今ではカットされて逆にひどい臭いをつけ安全性が高まっています。
それを知らずにガス自殺を図りガス栓を全開。しかし、待てど暮らせど死ぬ気配がなく、退屈になりタバコを吸おうとして〝爆死〟というコントのような迷惑な事件がたまにありました。
また、「車のマフラーにホースをくっつけそのまま車中に排気ガスを流し込んで自殺」というケースも昔話で、現在は触媒の進歩によって一酸化炭素濃度が非常に低く、死ぬ前に窒素酸化物などの刺激性の強い成分で死ぬほど苦しむことになります。
飛び込み
飛び込みとは、進行してくる列車などや水中などに単身生身で飛び込み絶命する方法。男女ともに若い方に多く、特に10代、そして女性に多いようです。
列車などへの飛び込み
進行してくる列車などは、言わば鉄の塊。人間の背丈よりもはるかに大きく長く重い。自動車にはねられるのとはわけが違います。そんなものに高速で激突されれば人間の体などひとたまりもありません。。
と思われることですが、実際は即死とはほど遠く、もう手の施しようがない状態の場合、絶命するまでの時間が驚くほど長く、その間の苦痛と絶望は、想像を絶するほど残酷なものになるという事実がPCを使ったシミュレーションで明らかになったのです。
「飛び込み自殺」というのは、「電車の車輪によって手足を8回轢断され、電車の底部の突起によって8回体を突き飛ばされ、枕木と砂利の間で服と皮膚を剥ぎ取られ、25m以上にわたり自分の体を散乱させながら、それでもまだ意識が残存し、切り刻まれた自分の体を眺めながら苦痛と絶望の中で死んでいく」ーそういう自殺です。
引用元:EE|Times Japan
このような事象は、「切断」と「轢断」の違いにあり、前者が鋭利なもので〝スパッ〟と切り落とすのに対し、後者は「鋭利でない硬物」で力づくで分離されることになるので、切断面が閉鎖され(ひしゃげる)出血しにくくなります。また、筋肉の収縮が発生するのに加え血管内部もボロボロに損傷、血管内に血の塊が発生し出血を妨げることになります。
列車などへの飛び込みは、大量出血を目的とする自殺としては非常に非効率的であることが分かります。
それに加え、残された遺族への損害賠償金がかなりエグい。
列車などが正常に運行している場合の人身事故は、鉄道会社に非はなく、損害賠償請求額は数百万から数千万円前半にのぼるケースが多いようです。ラッシュ時か人の少ない時間帯なのかでも異なり、億単位で請求されるという噂も耳にしますが、事例としては非常に稀で、億を超えるほどの高額になることは多くありません。
請求の内訳としては、事故で損傷した車両や線路、関連機器・設備の修理費用、ケガをした乗客など。また、長時間にわたり遅延させてしまった場合には、代替交通機関の振替輸送費、事故対応のための人件費、乗車券や特急券などの払戻しといったところでしょうか。
自殺は勝手ですが、他人様や世間様に迷惑をかけてはいけません。ましてやあなたの大切な人に損害賠償金を背負わせるど、恩を仇で返すようなもの。死ぬなら一人でこっそり逝ってほしいものです。
水中などの飛び込み
列車などへの飛び込みと違い、他人様や世間様にそこまでの迷惑はかからないと水中へダイブする方も少なくないです。
でも実際に死ねるのかどうかは疑問符が残りませんか?
お酒に酔った若者が悪ふざけで橋からダイブしても無事生還していますし、オリンピックで高飛び込みの選手が25m程度の高さから水中へダイブし失敗しても打ち身程度で済んでいます。
水面にぶつかっても死ぬのではなく、ある程度泳げる人でも力尽きて泳げなくて溺死するのでは?と思うところです。
しかし、実際に海や川へ飛び込み自殺を図り亡くなる方もいらっしゃいます。以前、横浜ベイブリッジから飛び降りた方の死因は全身打撲と報道されていました。
10m以上の高さから落下して水面に激突した場合、受ける衝撃はコンクリートや岩石と同じ硬さとなり、高飛び込みの選手でもない限り上手に着水はできません。着水前に恐怖で意識を失うか、衝撃で意識を失いそのまま溺死。仮に足から着水したところで意識が朦朧としている状態に加え、耳に水が入ることで体の平行感覚を司っている三半規管が麻痺、めまいを起こします。
あとは入水時の水温。
水中では、空気中よりも25倍もの速さで体温が奪われていきます。ダイバーはウエットスーツやドライスーツで保護するのが鉄則とされています。
では、水温と体温流出時間を見てみましょう
水温 | 意識不明に至る時間 | 予想生存時間 |
0℃ | 15分以内 | 15~45分 |
0~5℃ | 15~30分 | 30~90分 |
5~10℃ | 30~60分 | 1~3時間 |
10~15℃ | 1~2時間 | 1~6時間 |
15~20℃ | 2~7時間 | 2~40時間 |
20~25℃ | 2~12時間 | 3時間~不明 |
25℃以上 | 不明 | 不明 |
参考元:青木ヨット
次に、人間の直腸温が35℃以下となる「低体温症」になるとどうなるか
35~33℃ | 軽度 | 思考力や判断力の低下、運動能力の低下がみられる |
33~30℃ | 中度 | 震えが激しくなり、心拍数が少なくなり、意識がもうろうとする |
30~25℃ | 重度 | 幻覚、錯乱状態がみられる。心拍数が明らかに少なくなる |
25~20℃ | 重篤 | 筋肉は硬直し、心房細動が起こり、こん睡、仮死状態に |
20℃以下 | ほぼ死亡 | 体温の低下につれて、最後は死亡に至るすらことある。 |
楽に死ねるということが「無痛・即死」という概念ならば、水中への飛び込みや先に紹介した列車などへの飛び込みで逝く方法は、自殺のプロセスにおける「苦痛」というものが想像を絶するということがわかります。
凍死
冬期に裸になって外で眠れば先に紹介した「低体温症」になりそのまま永眠できます。
今まで紹介したどの自殺方法よりも「凍死」がいちばん楽で苦しまずに逝くことができるような気がしますし、なにより死んだあともキレイであると思われます。
しかし、実際には「凍死」という自殺は極めて稀であり、大抵の場合、「登山中に遭難し凍死、ホームレスが冬の公園で凍死、酒に酔い野外で寝てしまい凍死、高齢者が自宅で寒さに耐えそのまま凍死」など、事故であることが多いのが現状です。
では、凍死自殺での死への過程はどうなのか。順を追って考察してみましょう。
雪山で凍死を試みたなら、まず、あまりの寒さに人間の体を守る防衛機能が本能で働き、気分が高揚し脳もフル回転、体温を上昇させようとガタガタとふるえます。
息する度に喉が凍てつき、耳や鼻、手足の指などの末端部分が痛くてこの時点で「もう無理」となり断念します。
それでも「絶対に死んでやるんだ」と強い意志で臨み、飲まず食わずでいれば2~3日のうちに逝けるみたいですが、テレビや小説の話のように「眠るように死ぬ」というのは大間違いで、眠っては寒さで〝ハッ〟と起きるの繰り返しで生き地獄を味わいます。健康な人は、温度が低いだけでは簡単に死ぬことはできないのです。
また、家族や友人・知人に雪山に行くことを知られたり、他人に入山するところを目撃され捜索活動で生還するようなことになれば、人件費などの多額の捜索活動費を請求されるばかりでなく、凍傷による末端部分の壊死で切断を余儀なくされ残りの人生を後悔しながら生きてくことになります。
凍死は「眠ったまま死ねる」と考えがちですが、楽に死ねるとは程遠く、自殺に凍死を選ぶ人が極めて稀だということも頷けます。
楽な死に方・簡単に死ねるであろう方法6選のまとめ
ここまで自殺と失敗したときのリスクについて筆記させていただきました。
美しい自殺などなく、みな一様に苦痛を伴います。
そして、自殺を図り失敗した場合、おそらくは何らかの身体機能を失うことになるのです。首吊りなら半身不随、飛び降りなら全身がジグソーパズルのように骨折します。
ドラマでは致死量の薬物を飲んで終わりですが、現実は全身の穴という穴から内容物を垂れ流しのたうち回ります。
一酸化炭素中毒なら記憶障害、運動障害、抑うつ。列車への飛び込みなら四肢轢断。水中への飛び込みなら海水を飲むことによる脱水症状から脳への障害。凍死なら凍傷による末端部分の壊死。
そして最も不幸なのは、「今までの自分が健康で何不自由なく暮らせていた」ということを覚えていることです。
突発的な衝動に駆られ自殺が未遂に終わったとき、一時の気持ちで取り返しのつかない後悔を背負うことになります。半身不随や脳へのダメージ、排せつすら困難になる可能性があること、元の顔には戻れなくなること、その後の人生は残された機能で生きていくしかありません。完全に元通りになることはないのです。
それでも死にたいとおしゃるなら…
世の中には、死ぬ手段は数多くあり「生」への執着がなくなれば、自分の意志と行動でそのスイッチを切ることができるのです。
しかし、この記事で「いつでも死ねる」「どこでも死ねる」「自分の意思で死ねる」
自分で死ねることが分かったのなら、強く生きてみませんか。
皆、何らかの悩みを抱えながらもがいてもがいて苦しみの中に生きています。
「家庭がうまくいかない」、「仕事で心身共にヘロヘロ」、「人間関係に疲れた」、「いじめで毎日が生き地獄」
しかし、長い長い人生、一時が辛いだけで死ぬ必要なんてぜんぜんありません。
心中を周りに話してみよう。過度なストレスなら逃避しよう。人は人、自分は自分。イヤなことは関わらないのがいちばん。体を鍛えてみよう、肉体の苦痛は精神を強くします。
やってみてダメだったら死ねばいいじゃん。
いつでも死ねるしどこでも死ねる、自分の意思で死ねるんだ。その気になれば押入れで首を吊れるし、高い所から飛び降りることもできます。でも、死ぬ勇気を生きる強さに変えてみませんか。
人間なんて簡単に死んでしまいます。
脚立など、1mくらいの高さから落下しても負傷箇所によっては死に至ります。人を殴ってあたり所が悪ければ死んでしまいます。食事、運動と健康に気を遣っていた人が突然倒れて亡くなります。他にも、子供が喉に食べものを詰まらせ窒息死する事件も少なくありません。
人間の死なんて実はあっけないものかもしれません。
しかし、明日どうなるか分からず今を生きている人がいます。生きたくても生けない人もいます。事故で何年も意識不明だった人が意識を取り戻し、歩けるまでに回復した人もいます。
あなたがもしこの記事で涙しているのなら、死にたいなんて本心ではありません。本当は強く生きたいんです。今いるその場所はあなたの居るべき所ではない、あなたはそこに居るべきではない、さぁ、お家に帰りましょう。
強く生きてみませんか。死ぬ勇気を生きる強さに変えてみませんか。
心情を吐露しよう
追い詰められるまで悩んでいるのなら、家族や信頼できる人、仲の良い友達に打ち明けてみましょう。やはり吐き出すのが一番、吐露することにより心が晴れます。
ですが、家族だからこそ、親しい間柄ゆえ打ち明けにくいこともあります。その場合は第三者に話してみましょう。
親しくない顔の見えない相手だからこそ、話しにくいことも話せますし、第三者だからこそ客観的に物事を考察できます。厳しい事も言われるかもしれません。ですが、どうせ死ぬつもりなら、それで立ち直れる・救われることができるなら時間を費やしてみませんか。
筆者が当ブログに掲載する許可をいただくために電話し、軽くインタビューをと試みたのですが、ぜんぜん繋がりません。何日も何回もTELしてみても、「ただ今回線が混み合っており…」のガイダンスが流れるだけです。
電話をする方が多く、窓口の方がぜんぜん足りてないというのが実情だそうです。
ガイダンスを聞く限りでは、ちゃんとしていて低姿勢っぽい印象を受けます。気軽にかけやすい感じでした。引き続きTELして話ができれば後日掲載します。
あとは、20秒に10円の料金がかかり、通話料定額プランの対象外ということです。
許可については、ネットで検索すればヒットしますから、おそらくOKだろうと掲載させていただきます。。
また、都道府県庁でも各種相談窓口を開設していますし、フリーダイヤル等もありますので、リンク貼付しておきます。
人は何のために存在するのか
私は夜の星のように「自分を輝かせるために存在する」と考えます。
一生のうちにどれだけ自分を輝かせることができるのか。
人生100年時代というけれど、宇宙全体からみれば地球の小さな人間の一生など儚いものかもしれません。しかし儚さゆえ光り輝きたしかに存在したことを残したい。
そして、星は単体では輝くことはできません。
太陽という光があるからこそ光り輝かせることができるのです。それが、家族であったり子どもであったりパートナーであったり親友であったり。太陽が存続する限り、1等星のように自分を光り輝かせることができるのです。
大切な人のために生きよう。大事なもののために生きよう。そして自分を光り輝かせよう。みんなと一緒じゃなくてもいい、あなたはあなたの光でいいんだ、あなたの個性を輝かせよう。
人生の生きる道は人それぞれ、ただこの刹那を懸命に生きよう。
このブログを読んでくれているということは、心のどこかで「救われたい」、「生きたい」と思っている心の叫びだと捉えています。
少しでも、読者様の心が晴れたのなら幸いです。
合わせてお読みいただきい
前述した「人は何のために存在するのか」、私なりの「人の生きる意味」を筆記しています。一読いただければ幸いです。
【人はなぜ生きるのか】存在する明確な答えを見つけたので綴ってみた
そして、永遠のテーマではないでしょうか、「人は亡くなった後どうなるのか?」
生まれ変わりを信じるようになったら日々のストレスやプレッシャーから解放されましたので綴ってみました。
生まれ変わりについて真剣に考察するブログ|人生一度ではない
また、人生の大半を占めるお仕事で、主に人間関係に悩まれている方、少しでも読者さまの心が晴れればと思い筆記させていただきました。合わせてお読みいただければ幸いです。
【仕事楽しくない辞めたい】と思う理由4選とそれぞれの対処法
いちばん楽な死に方とは
最後にいちばん楽な死に方を紹介させていただき、終わりたいと思います。
いちばん楽な死に方、そして周りにも迷惑をかけない死に方をあげるとすれば、それは「老衰」、すなわち「寿命」です。食べる力が衰え体重が減り体の機能が低下していきます。ですが本人は恍惚の表情で痛みも苦しみもほとんどなく最終的に自然な死を迎えます。
眠ったように死んでいるとはこういうことなのだと思います。
人生を生き抜き全うしたからこそ、安らかに眠ることができるのではないでしょうか。
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