【縁下歯石除去と歯のクリーニング】歯医者嫌いな私の歯科検診体験記

おはようございます。ウチケンです。

今回のブログは、前回ブログである「【大人の歯科検診の内容・費用は】歯医者嫌いな私の歯科検診体験記」の続編です。

前回ブログでは、約10年ぶりとなる歯科検診を受けた内容や費用、私の体験記を綴らせていただきました。
その時に、歯科衛生士さんに歯石除去をしてもらい、1度では歯周ポケットの深くまで取りきれないからと3~4週間後に再予約をしたところまでを筆記しています。

当ブログでは、10月初旬に再訪。縁下歯石の除去と歯のクリーニングを行ってきた内容や費用、私の体験を筆記しております。

縁下歯石ー
歯石は2タイプに分けられます。歯ぐきより上に付着する縁上歯石(白い歯石)と歯ぐきより下側、歯周ポケット内部にもぐり込むように付着する縁下歯石(黒い歯石)。縁上歯石は比較的簡単に除去できますが、縁下歯石はそうもいかず、除去するのに手間と時間を要します。

さてさて、縁下歯石の除去と歯のクリーニング、イメージでは歯と歯ぐきの間をほじられてめちゃくちゃ痛そうですけど…。いったいどんな内容になるでしょう。。

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来診

10月初旬

就業時刻の定時が17時の会社員である私。18時に予約を入れました。

この時期、18時ともなると辺りは薄暗く、私が再訪する最近開院した歯科ではホッコリとした暖色系の光が灯り、肌寒く感じる私を誘います。

予約時間の数分前に受付、どうせ待たされるのだろうと椅子に腰かけたと同時くらいに「ウチケン」さんとコール。診察台へと案内されました。

「本日、担当します○○です。よろしくお願いします。」

歳の頃なら20代半ばすぎか、小さな顔に大きなマスクが印象的でした。丁寧に頭を下げられ

「この前の続きですね」

シートがリクライニング、いよいよ縁下歯石の除去かと思いきや…

プラークチェック

まずは、磨き残しのチェック。

歯医者さんに治療や健診に行く前は、ほとんどの方が歯を磨くことかと思います。しかも念入りに。
ですが、念入りに磨いたつもりでも、どうしても磨き残しといものができてしまうもの。

そこで登場するのが「プラークチェッカー」
歯に付着している目に見えない歯垢に吸着し、ピンク色の液体で染み出し、磨き残しを目視によりチェックできる、ちょっと気味の悪いアイテム。

このピンク色の液体をまんべんなく歯に塗布、2回ほどお口をゆすげば磨き残しているところがピンク色に染まり、目で見て確認できるようになります。そのピンク色で染み出しされている部分が、つまり「磨き残し」となります。

時間がなくてしかっり歯を磨けなければ別とし、念入りに歯を磨いたのに磨き残しがあるということは、それがその人の磨き癖。普段磨けてない部分であることをプラークチェッカーはおしえてくれるのです。

2回目の縁下歯石除去の序章とし、わかりやすく丁寧に歯科衛生士さんから磨き残しの「磨き方」についてブラッシングの指導を受けることになりました。

プラークチェッカー
歯についた歯垢は歯と同じ白色をいているため、一見しただけではわかりません。
プラークチェッカーを使用することで、どの部分に磨き残しがあるかわかり、時回からその部分を重点的に磨くことができます。とくに歯と歯の間の汚れは気づきにくいかもしれません。また、自分の歯磨きの癖を知ることも大切です。
重ねて、プラークチェッカーは一般的に食用色素が使われているため、飲み込んでしまっても問題ないそうです。

磨き残しについて、私の通っている歯科では「プラークスコア」という数値で表されます。
この数値が低いほど磨き残しが少ないとされ、「0」という数値はほぼ不可能に近いそうですが、目標とされる数値は「20%」以下とされています。

上の画像は、筆者自身の磨き残しによる歯垢の付着状態。赤○の所がプラークスコアとなり、私の場合「29%」と結果表記されているのがおわかりいただけると思います。

目標の数値にはややとどかないものの、歯科衛生士さんから「よく磨けています」をいただきました。

これも、日々、電動歯ブラシによるものだと自負しております。

手磨きでは、なかなかこうもいきませんからね。

プラークチェッカーは市販でも売られており、塗布タイプ、ジェルタイプ、錠剤等の種類があり、ドラッグストアなどで入手可能です。

歯周ポケットの深さと出血有無の再チェック

続いては、歯周ポケットの深さと出血の有無の再チェック。前回よりさらにまんべんなくプローブを挿入するとのこと。

痛いか痛くないかと問われれば、痛くはないです。たまにチカッとする所も数箇所ありましたが、ただ歯の周りをツンツンされてる程度。
ですが、痛みの程度は個人差があり、これは私のケースであります。というのも、普段電動歯ブラシで歯磨きしているため、高速の振動で歯肉が鍛えられ引き締まっているからではと考えられるのです。

今回の歯茎の状態です。
数字は歯周ポケットの深さ、赤い線は出血箇所になります。

前回、ある程度の歯石除去していただいただけで、歯周ポケットの深さや歯ぐきからの出血など幾分か改善しているようです。

前回(9月第2週)↓↓↓

今回の施術での効果に期待が膨らみます。

いよいよ縁下歯石除去

さあ、待ちに待ったと言いますか、いよいよ縁下歯石除去のときがやってきました。

これが終われば、お口の中がすっきりさっぱり気分も上々笑顔に自信。きれいに取り除いてくださいなとヒナ鳥のように大きく口を開きます。

若干にやついた表情の歯科衛生士さんが歯周ポケットの奥深くを超音波スケーラーでほじくり出します。と同時に大量の水がスケーラーから放出されます。

スケーラー
縁下歯石除去にはスケーラーと呼ばれる機器を用います。代表的なものは毎秒25,000~30,000サイクルでチップを振動させる「超音波スケーラー」。振動により発熱するため水を出しながらのスケーリング。また、深いところまで付着した歯石を除去する場合には麻酔を使用します。

こちらも痛いか痛くないか問われると、はっきり言って〝痛い〟です。ほんと痛いです。

ですが、我慢できる痛さ。「痛い痛い!もうかんべんしてください」とはならない、我慢のできる痛さです。例えるなら、血液検査で採血をする時をイメージしてみてください。一瞬〝チクッ〟ってしますよね。このチクッが1本の歯にまんべんなくやってきます。ぜんぜん痛みのない箇所もありますが、これを、親知らずがなければ基本28本(私の場合は27本。なぜか1本足らない…)続きます。

ですが、先にも述べましたが、あくまでも我慢のできる痛さと考えていただければと思います。

痛覚には個人差がありますし、歯石の付着具合や歯周ポケットの深さによるかと思いますので、「私の場合は」と「歯周ポケットが4~6㎜の中程度の歯周病である」、「日々電動歯ブラシで歯を磨いている」かたと付け加えさせていただきます。

高圧洗浄

まぁまぁ痛かったスケーリングも終了。やっと全プロセスが終わったと恍惚の表情で待っていると、続いて歯の洗浄へと移行します。…まだあるみたいです。。

縁下歯石除去の話は一時おいておき、イメージしてください。

ブロックやタイルの汚れを高圧洗浄で剥ぎ飛ばす高圧洗浄機。
家の壁やフェンス、洗車時の足回りの泥落としにも使用でき、持っていれば何かと便利な優れもの。どうやらアレをを歯に応用するらしいのです。もちろん、お口の中用にかなり先端がコンパクトになっていますが。

話を戻し、顔に口の部分だけ穴が開いたタオルかけ、歯の表面、歯と歯の間を一気に高圧洗浄で吹き飛ばします。痛みはまったくないのですが、その強さに「詰めもの・被せものも飛んでってしまうのではないだろうか」とさえ思えるくらいの勢いです。

歯1本1本の黄ばみをクリアに、歯と歯の間の汚れ・歯垢を根こそぎ剥ぎ飛ばします。

伝わりやすいかと思い、高圧洗浄に例えてみましたが、私の体に感じたことを筆記しています。専門の知識がある方からみれば的を射ていないかもしれません。あくまで私の感想となります。ご了承ください。

いよいよ最終段階

高圧洗浄に驚いていると最後は糸ようじで仕上げです。ここまですごい機器が登場してきましたが、最後はアナログなんですね。。

1本1本の歯と歯の間を丁寧に糸ようじで歯垢をからめ取ります。

歯科衛生士さんが言うには、糸ようじが非常に効果的で、家での歯磨きのときにもぜひ取り入れていただきたいとのこと。

私は「フロス」を使用しておりますので、その効果は身をもって体験しています。歯科衛生士さんの言葉にもとても共感できることなので、読者の皆様方も、是非、糸ようじ・フロスの使用を毎日の歯磨きに取り入れてみてください。

ヒアリングと健診結果の説明

一通りの施術が終わり、こうして私の全2回の歯の健診とクリーニング、歯石除去は幕を降ろし、最後にヒアリングと健診結果の説明を受けました。

今現在の歯と歯ぐきの状態は「良好」とのこと。なんの心配もないそうです。

前回のと見比べてみます。

奥歯の歯周ポケットが4~5㎜とやや深いのが気になりますが、これは親知らずが残っているためだそうです。私の両方の下の親知らずは、親となった今でもまだ生えてきていません。横になっているためか、たぶん生えてこないそうです。

最後に先生がお口の中をチェック。

「ん~、歯石は全部取りきれてないから、3か月後にまた来てね」

え??

ちょっと待って…

まだ続くんですか…

だったら最初から「2回」ではなく、「あと2~3回で終わりよ」と言ってちょうだいよ!と思ったことは言うまでもありません。

ということで、3か月後にまた来いとのこと。

「ほとんどの方がこの場で予約されていきますよ」とニコニコしながらマスクマンに言われるがまま、来年1月中旬頃に再予約。…まだあるの。と思いながらも、自分で乗っかった船、ここまできたら成し遂げようではないかと「ありがとうございました」と頭を下げ処置室を後にしました。

所要時間と費用

今回の所要時間は、18時きっかりに呼ばれ、処置室を出た時間が19時を2~3分すぎた頃。施術は1時間程度といったところです。

料金は2,980円。
私の場合、歯周病があり、歯周病治療の歯石除去とのことで保険が適用され3割負担でした。ですが、基本、歯の健診・クリーニングは保険適用外。料金は8,000円~10,000円程度とまちまちのようです。

縁下歯石除去まとめ

  • 磨き残しのチェックとブラッシングの指導
  • プローブで歯周ポケットと出血の再チェック
  • 超音波スケーラーで歯石除去
  • 高圧洗浄で剥ぎ飛ばし
  • 糸ようじで終了
  • ヒアリングと健診結果の説明を受ける

最後に

歯のクリーニング・歯石除去と聞くと痛くて怖くて気が進まないかもしれません。

ですが、健康な歯ぐきと丈夫な歯、白くきれいな歯を手に入れるためには、定期的な歯科検診と歯のクリーニングが必要不可欠です。

人生100年時代といわれる昨今。ならば100年自分の歯と付き合おうではありませんか。

健康な歯ぐきがあればこそ、美味しく味わって食事ができるのです。丈夫な歯があるから、子どもや孫、友達と食事ができます。きれいな歯があるから、人前で満面の笑みを作ることができるのです。おもいっきり笑うことでさらに健康寿命というものを延ばしましょう。

これから歯科健診と歯のクリーニングを受けようと思われている方。

たとえ未経験のことでも、多少の知識があるのとないのでは心のもち方がぜんぜん違います

私も、できるだけ細かく伝わるように筆記させていただいているつもりです。
もし、このブログがこれから歯科検診・歯のクリーニングを受けようと思われている方の1歩につながることができたのなら幸いです。ぜひ、丈夫な歯と健康な歯ぐきを手に入れましょう!

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今回のブログ記事の前編
【大人の歯科検診の内容・費用は】歯医者嫌いな私の歯科検診体験記

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【歯石取りは痛くて血だらけ】自宅でできる歯垢・歯石のセルフケア

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子どもが歯磨きを嫌がったときの対応や対処法とは

ではでは。

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