「40代後半でピアスを開けた男はどこのどいつだ~い!?」
「あたしだよ!」
と、懐かしいフレーズから入らせていただきました。
おはようございます。ウチケンです。
女王様芸人でブレイクした、にしおかすみこさん。
近況は、ご趣味のフルマラソンで活躍しておられ、ベストタイムは3時間05分03秒とのこと。私と1つしかかわらないのに凄いです。こちらも良い刺激になり元気がでます。
本日のお題は「40代後半でピアスを開けた男|年齢を理由にあきらめない」
過去にピアスを開けたかったけど何らかの理由でできなかった、40代・50代で初ピアスは躊躇してしまう、年齢を考えると「今さらピアス」と断念してしまう。
当ブログが年齢を理由にあきらめかけている方の背中を後押しすることができたのなら幸いです。
追憶の彼方
「母さん、俺、ピアス開けたい」
母に意思を伝えたのは、当時16歳の筆者である私。
時代は高度成長期の加熱状態が冷え込み、それまでの反動で経済崩壊期のプロセスに入っていく、いわばバブル崩壊。
地方ではまだまだバブルの余韻が残り、呑めや歌えやのどんちゃん騒ぎ。コンプライアンスなんてなんのこっちゃ、いろんな意味で日本が元気だった古き良き時代。
ディスコからクラブへ、ポケベルから携帯電話へ、くるぶしソックスからルーズソックスへ、時代は「ナウイ」から「オシャレ」への転換期。団塊世代Jr.として昭和後期~平成と青春時代をすごしてきました。
流行りものにはとりあえずでも手を出してしまうミーハーな私。周りにピアスをしている人も少なくなく、なによりかっこよくておしゃれ。相手の目を見て話していると、さりげなく耳に装飾されているピアスに目がいき心が惹かれます。
(俺もしたい)
ティーンという多感な時期、憧れにも似た感情を抱くようになるには自然のことでした。
ピアスを開けれなかった理由
「やめとけ、うちの家系は化膿するだ。
いつまでもじゅくじゅくしとって膿む体質だで開けれぇへん。合わんだわ。
お母さんも何回か開けたけどやめただ」
たしかに私も化膿しやすい体質。
ちょっとした擦り傷や切り傷、飼い猫に引っ掻かれた傷を消毒せずに放置するとやがて膿みます。針で突つき膿を出す自己処理や病院に行くことも。。
母からのアンサーは、なんとなくわかっていたことなので、(これは面倒くさいことになるな)と半ばあきらめざるを得ないと判断に。
月日は流れ、そのうちに私の4つ違いの妹が先にピアスを開けることになります。
母から私と同じように諭されていましたが、そこは女の子、とりあえずやりたいと母に懇願。渋々折れた母がピアッサーのトリガーを引くことに…
なのですが、やはりと言いますか、結局のところ毎日毎日消毒をし清潔にしていたようですが、母の言った通り、いつまでもじゅくじゅくが続きホールは完成せず塞ぐことになってしまったようです。
40代後半でピアスデビュー
やがて私も家庭を築き家族が増え、時は流れてゆきます。仕事に育児と目まぐるしく過ぎゆく日々に新型コロナのパンデミック。ピアスのことなどすっかり忘れていました。
手のかかった息子くんも今年で年中さん。やっと少し手が離れたのでテレビが観れることに。。
我が家のテレビのチャンネルはNHK教育、いわゆる「Eテレ」です。ここ4~5年はずっとそれ。チャンネルを替えると息子くんが泣き出しますので…。これ、子育て世帯〝あるある〟らしいです。
以前からテレビなどほとんど観ないのですが、ニュースくらいは観ておかなければいけないですからね。
何気なくテレビを観ていたら、ディスプレイには見たこともない若い男の子のグループ。若手の俳優さんなのか、スマイル系?とでも言うのでしょうか?、K-POPなのかは私には判別できませんが、ほぼ全員が耳元にピアスをしていたのです。
(あ,,, オレも開けたかったな..。膿むしムリだったんだよなぁ…)
(…)
(…)
(…)
!!!!!!!
(いやいや、ちょっと待てよ!
もぉ膿まんじゃね!!)
30代後半で結婚してから規則正しい生活になったのか不摂生が改善されたのかはわかりませんが、仕事などでちょっとケガをしても化膿することなく、放置していても治っていることに気付いたのです。
(これ、いけんじゃね!?)
即断即決即行動、ここからは疾かった。
年齢を理由にあきらめない
さて、「どのようにしてピアスを開けるか」ですが、
自分でやるよりは、妻に頼み開けてもらうことも一つの手段としてありましたが、私は未成年でもなければお金のない学生でもありません、ここは美容皮フ科も専門としている医療機関へ。
化膿する問題はおそらくクリア、耳たぶに針を刺す程度の痛みなど他に経験した痛みに比べたらたかが知れてる、料金も4000円程度と月一で購入している缶ビール1ケースを控えたら解決、ただ、どうしても払拭できない「いまさら感」が半端なく、女性ならまだしも40代後半の男である私がクリニックの受付の方に「ボクはピアスを開けに来ました」はなかなかの勇気がいります。
ですが、年齢を理由にあきらめたくない・いいわけにしたくない、恥を躊躇って残りの人生後悔したくない。そしてなにより、守るものができたという自覚と覚悟、今の自分に刺激を与え、後世を楽しく刹那を懸命に生きてく決意を胸に、勇気を開き直りに代えてクリニックを訪ねました。
ピアスは、着ける耳、そして着ける数に意味があるらしく、左片耳には「守る人がいる・男性らしさ」を表し、男性が方耳にピアスをするケースは左耳がセオリー。
右方耳には「守られる人・女性らしさ」を象徴するようで、同性愛者と見られる可能性があるそうです。女性が方耳にする場合、右耳が一般的のようですが、性対象がノーマルであることを伝える目的で複数個開けるようです。
両耳にピアスは特に意味もなく、第三者からはファッションピアスとして見られます。
最後に
ピアスを開けてから3週間が経過、化膿することもなくホールは順調に完成しつつあります。
家内に「次回のブログはピアス案件だよ」と伝えたら、「発想が幼すぎて恥ずかしいからブログにするのやめな」と言われました。。
ですが、〝年齢を理由にあきらめたくない〟を伝えたく、もし、私と同じ過去にピアスを開けたくても何らかの理由があり開けることができなくて月日ばかりが経過してしまった、何かに挑戦したくても、「もういい歳だしな…」と年齢を理由に躊躇ってしまう方たちの励みになるならと綴ってみた次第です。
実は、ピアスを開けてすぐにセカンドピアスを2つほど購入、早く着け替えたいと気持ちばかりが焦ってしまう今日この頃でした。
「満足か~い、このブタ野郎!」
では。
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