2020年2月でウチの息子も生後3ヶ月を迎えました。
一般的に生後3ヶ月といえば、顔の筋肉と視力が発達し、ママ・パパの顔を見たときに微笑むようになるようになります。また、徐々に首がすわり始めるころと言われ、私たち親としては縦抱っこやおんぶにも挑戦できるようになります。抱っこ紐で縦抱っこしながらの散歩デビューもこのくらいからでしょうか。
ですが油断は禁物。まだまだ身体も未発達で首もしっかりすわっていないため縦抱っこするにも細心の注意と最大の気配りをしなければいけません。筆者自身もそうでしたが、慣れていないパパさんなら抱くこと自体に恐怖すら覚えます。
ウチの息子も2021年11月で2歳になり、イヤイヤ期真っただ中で毎日育児・子育てに奮闘してます。
ここでは、気になる生後3ヶ月の赤ちゃんの様子・成長・発育状況・育児環境を「ウチはこんな感じでした」を綴ると同時にあの頃を思い返し、「こういう時はこうしましょう」や「あの時にこうすればよかった」をパパ歴2年の若輩者が生意気にレクチャー。
「たかが2年ごときが」と思われるかもしれませんが、されど2年。先輩です。誕生から3ヶ月間の長い長い本当に長く感じた成長記録となります。
もちろん、成長には個人差があります。参考までに読み進めていただければ幸いです。
身長と体重
生まれてすぐの赤ちゃんは、触れることすら躊躇してしまうくらい「小さくてか弱い」印象ですが、生後3ヶ月ともなると体重はほぼ倍になり、皮下脂肪がつき「ふっくらと丸々」とした印象を受けます。
ママ・パパにとって、「ちゃんと成長しているのだうか?」、「体重がなかなか増えない」など赤ちゃんの成長はとても気になるものです。
それではまず厚生労働省が実施している乳幼児の身体発育調査(平成22年度調査)を見てみましょう。
ただ、上記は目安なので数値からずれていたとしても心配しすぎなくて大丈夫です。母子手帳にも記載されている発育曲線に従って身長と体重が増えていれば、問題になることはほとんどないとのことです。
ウチの場合は母乳だったのですが、正に教科書通りの3~4時間おきに片側10分ずつ一日に5~6回程度の授乳でした。それが功を奏したのか台風の予想進路のど真ん中をゆくかのごとく、順調に身長も伸び体重も増加していきました。
睡眠
この頃の赤ちゃんの一日の睡眠時間の目安は、合計で13~14時間程度となります。
ウチは3~4時間おきの授乳の後に、30分程度ご機嫌に笑ったり「あー」「うー」と声を出したり、そしてまた眠ったりの繰り返しでした。30分程度ですが、ご機嫌に笑った息子の笑顔に夫婦共々癒されました。
さて、この時期の赤ちゃんの睡眠ですが、「うつぶせ寝」には気をつけなければいけません。うつぶせ寝は、乳幼児突然死症候群(SIDS)を引き起こすリスクが高いとされています。
SIDSとは、何の予兆や既往歴もないまま乳幼児が死に至る原因のわからない病気で、窒息などの事故とは異なります。
引用元:厚生労働省
また、生後3ヶ月の赤ちゃんは腕や首の筋肉が未発達で弱いため、うつぶせ寝による窒息の可能性があります。厚生労働省も1歳になるまでは仰向けで寝かせることを推奨してるので、うつぶせ寝は避けるようにしましょう。
生後3ヶ月の赤ちゃんは、まだ自力で寝返りがうてない子がほとんどのため、そこまで過剰に反応することはないとは思いますが…。
首がすわってくる
生後3ヶ月~徐々に首がすわってきます。
「首すわり」とは、ママ・パパが頭を支えなくても首がぐらぐらしない状態のことで安定して頭を動かせるようになり、赤ちゃんの発育具合を示す指標とされています。
首がすわり始めれば、抱くことに抵抗のあったパパも体温の温かみや力強い心臓の鼓動、一生懸命に生きようとする生命の神秘を肌で感じることができるようになり、「父親になったんだ」という実感も湧いてくることかと思います。
とはいえ、一般的に「首すわりは3ヶ月~徐々に」、完全に安定したわけではないため首をしっかり支えるように抱っこしてあげましょう。
首がすわった状態とは
赤ちゃんの首すわりの判断基準は3つあり、3つの基準をすべてクリアしたら首すわりと判断していいでしょう。
1.うつ伏せにしたときに自分で頭を持ち上げることができる。支えられなくても自分で首を動かし、頭の向きを左右に変えることができる
2.縦抱きをしたときに、大人の支えがなくても頭をまっすぐに保てる
3.仰向けに寝かせてから両手を引き、上半身をゆっくり引き起こしたときに、首が後ろに倒れずに体と一緒に頭がついてくる
引用元:西松屋
ただし、首すわりには早い子では2ヶ月頃~、遅い子は5ヶ月頃~と個人差があります。首がすわっていないのに上記の3基準をやりすぎるのはNG!3ヶ月健診の際に医師や看護師さん、専門家にみてもらいましょう。
「首すわり」は赤ちゃんの成長の第一歩。運動機能のステップアップは「寝返り」から「ひとりすわり」、「はいはい」に「つかまり立ち」ときてようやく「ひとり歩き」となります。
待ち遠しいと言いますか… ものすごく時間が経つのを長く感じます。しかし、今しか経験できないことなので、大変だけどしっかり目に焼き付け記憶にしまい込みましょう。
腹ばいトレーニング
腹ばいトレーニングとは、「うつぶせの練習」のことになります。首のすわりやハイハイへの第一歩とし、生後1ヶ月頃からトレーニングをすることで子どもの一生涯の脳の働きと体幹をよりよく形成する基礎となるとのこと。
また、生後1ヶ月の頃から頭を上げて(上げようとして)動かすことが腹筋や背筋を鍛え、首のすわりや頭を動かす学習につながるとのこと。乳児期の運動発達の質が幼児期の運動発達に影響するのだそうです。
生後1ヶ月過ぎ頃に妻が出産した産婦人科の「ベビークラス」に参加しました。
そこでは「向き癖について」「 首座りに向けて」「 月齢の遊び」などの他に、ややスパルタっぽい「腹ばいトレーニング」なるものがありました。
詳しいやり方を説明してもらい、首もすわっていないのに大丈夫なのだろうかとおそるおそる「うつ伏せ」にしてみたところ、案の定といいますか、やっぱり初めてのうつ伏せにびっくりした表情でギャン泣きしてしまいました。
ベビークラスの担当の方が言うには、初めてのことにおどろいただけで問題ないそうです。。
それからウチに帰り実施してみたところ、泣くこともなく一生懸命に首をコントロールしようとしています。その必死な姿に感動し心を打たれたことを覚えています。
それからは1日に数回程度、腹ばいトレーニングに励みました。その甲斐あってか首すわりからハイハイ、つかまり立ち、一人歩きと順調にクリアしてきました。
詳しいやり方はこちらに詳しく書かれていますので、ご参考ください。
ハンドリガード・フットリガード
ハンドリガードとは、生後2ヶ月頃~4ヶ月頃までに見られるしぐさで、自分の目の前に手を持っていき、動かしたり両手を合わせたりしながら、自分の手をジッと見つめる行為のことです。見つめるだけでなく、手指をなめたり、こぶしをしゃぶるというしぐさをすることもあります。
この行為は、赤ちゃんにとって発達の上で意味のある行動であり、ハンドリガードで手が自分の体の一部だと認識しはじめます。自分の体の一部だと気づくと少しずつ手を使うようになり、手が動かせるようになるとハンドリガードは見られなくなります。
自分で自分の手が動かせることを目と手で確認し、自分の手を通じて多くのことを学んでいきます。
ハンドリガードの次は、自分の足をつかんで口に持っていき、なめたり吸いついたりする「フットリガード」の始まりです。こちらもハンドリガードと同じで、赤ちゃんが自分の足を体の一部だと認識しはじめたということになります。
どちらもこの時期特有のしぐさになるので、ぜひとも写真におさめコレクションに加えましょう。
たそがれ泣き
たそがれ泣きとは、生後3ヶ月くらいに多くみられるもので、夕方になるとなぜか泣き出し、あやしても抱っこしてもなかなか泣き止んでくれません。ですが成長と共になくなっていくものなので、気長に見守ってあげましょう。
ウチも夕方になるとなぜか泣き出し、授乳して抱っこしてあやしたりと、何をしても泣き止まないので困っていましたが、ネットで検索してみようと思った頃には「たそがれ泣き」終了していました。
〝あっ〟という間に済ますので気長に向き合っていけばいいと思います。
寝るところ
大人用ベッドの足元側にベビーベッドを置き寝かせていました。そばで寝かせることで夜の授乳もしやすく、赤ちゃんの様子がすぐに確認できるので安心です。
さて、このベビーベッドを「いつ卒業するのか?」ということですが、最初のきっかけは「寝返り」をし始めたらという先輩ママさん・パパさんの意見が多いようです。生後6ヶ月頃になるとゴロゴロと寝返りし、ベッドの柵にぶつかるのを危険と判断し使うのをやめるようです。
次は、「つかまり立」が始まる8ヶ月頃。つい知らぬ間に赤ちゃんがベッドの上で立ち上がり、柵に登ろうとするのを目の当たりにし危険と判断、やめるケースが多いようです。
ウチは、8ヶ月頃にベビーベッドの柵を「出せ出せ」と子ザルのように揺らしまくるのを目撃、借り物だったので壊されでもしたらたまらないので急遽卒業。それからは親子3人〝川の字〟で寝るようにしました。
まとめ
赤ちゃんが生後3ヶ月ということは、親(ママ・パパ)になっても3ヶ月ということ。まだまだ分からないことだらけだとは思いますが、あたふたと手探りしている間に成長していくものです。
困ったときは、自治体の育児・子育て支援の窓口に相談してみるのもいいでしょう。また、気になることをメモ書きし健診のときに相談しましょう。ウチは、妻が地元を離れ高齢出産だったこともあり、育児・子育て支援の相談窓口にはかなりお世話になり助けられました。
人は一人では生きてゆけないことを改めて痛感。私も困った人のために何か率先して手を差し伸べようと決意を胸に、世の中すべての人がこうであれば犯罪等もなくなりみんな幸せでいられるのにと想い、願いながら手を置きたいと思います。では。